トランセンド300倍速の実力 TS4GCF300

デジカメ用のCFカードコンパクトフラッシュ)を追加した。
トランセンドのTS4GCF300である。
昨年、120倍速から266倍速に変更した際、
書き込み速度の向上が感じられなかったため、
今回の300倍速にも、それほど期待はしていなかった。
がしかし・・・
早い!いや、速い!
あまり計測好きなほうではないので、
たった一機種での計測だが、参考までに実測値をお伝えしておきたい。

比較内容は下記である。
使用機種/Canon EOS 1DS-MarkIII
ドライブモード/最速
比較CF/トランセンド266倍速4GB VS 同300倍速4GB

おっと、
その前に・・
266倍速のCFを使ってきて、どのくらいたいへんだったか、言わせてくれ。

266倍速で連射をすると、10枚まで連射、ワンテンポの休息をはさみ、
追加で3枚。
合計13枚までシャッターを押し続けることができる。
この辺は1D-MarkIIIなんかより、はるかに愚鈍である。
そして、10枚連射をしたあとはどうなるか??
せっせこ書き込みを始め、新たに13枚の連射ができる状態まで書き込み続ける。
モータースポーツの撮影時に、連射をしすぎて、待ち時間ができてしまうというのなら、
我慢もしよう。
しかしだ、
ポートレート撮影時に、13枚撮っては、
「すみません!カメラが止まっちゃって・・」
「ちょっとお待ち下さい」
なんてのを、毎回やらされるカメラマンの身になってくれ。
タレント様を待たせることがどのくらい恐ろしいことか・・・
不機嫌になるようなことはないが、
5枚目あたりから調子が出てきて、絶好調!なんて瞬間に
カメラが止まるんだから・・
表情に陰りが出ちゃうんである。
書き込みの待ち時間の長さに比べたら、
フィルム交換のほうがはるかに速いんだから、あきれたものだ。
そんな愚鈍な1DS-MarkIIIと266倍速の組み合わせ。
よくも、今まで耐えてきたものだ。

さてさて・・
計測したのは、
シャッターを押し始めたところから、次の連射スタンバイに戻るまでの時間である。
この待ち時間が異常に長いのが、2,100万画素の宿命だと思っていた。
結果は・・・
266倍速・・・31秒
300倍速・・・15秒
となった。
驚きである。半分の時間だ。
このスピードならば、ちょっと遅めにシャッターを押せば、ブレイク無しで、
押し続けることができる。
ハッセルブラッドで、フィルムを巻き上げているスピードくらいで抑えてやればいいんだ。
120倍速から266倍速にかえた時、その速度は2倍にならなかったのに、
266倍速から300倍速で、2倍か。
算術が不得手なおいらには、ますます不可解な結果だが、
これで
ストレスから解放される。
今回、試しに4GBを4枚買ったが、これなら、思い切ってもっと追加である。