高山浩数写真展開催のお知らせ

jzf01707jp2008-04-26

俳優としてだけでなく、陶芸家、画家としても人気の高い川津祐介氏の個展に
ジョイントさせていただくことになりました。
今回の展示は個人開催ではないため、案内状の作製、配布は行っておりませんが、
Web、Mail限定のデジタル案内状を作ってみました。
会場は新宿の京王プラザホテル、ロビーギャラリーとなります。
高山浩数のイメージ写真と川津祐介氏の創作風景写真のあいだに
100号の川津Artが飾られます。
通常の写真展会場と異なり、ヌケが良すぎるために、写真が貧弱に見える可能性あり。
それを補う目的で、わざわざ描いてくださった作品でもあります。
この写真と絵画の融合を経て、川津さんの個展画廊へとシンクロします。
今回の写真展は、2009年の写真展の序章であり、テストランでもあります。
ラボのギャラリー担当からは「やめたほうが良い!」と言われたごちゃ混ぜの印画紙使用。
さらには、デジタルと銀塩、カラーとモノクロ、タテ位置とヨコ位置の混在、
何から何まで、混沌としています。
写真業界的にはタブーです。
似たような展示をして失敗した写真展を見たこともあります。
冒険です。
しかし・・・
100パーセント、デジタル化してしまった今でも、
財産として残っている写真はポジフィルム。
これからの写真展はデジタルと銀塩の調和を乗り越えなくてはなりません。
ポジフィルムからのダイレクトプリント。しかもクリスタルプリントに
デジタルデータのデジタルプリントがどこまで追いついていけるか。
挑戦です。

【天使の仕事場から 川津祐介展】同時開催【Reminiscence... 高山浩数展】

会期/2008年5月11(日)〜19(月)・10:00〜19:00(最終日のみ16:00まで)

場所/新宿・京王プラザホテル ロビーギャラリー&画廊

今回の展示手法はこちら。
ポジフィルム(6×4.5、4×5)→フジ・クリスタルプリント(半切)
デジタルデータ(800万画素、1,280万画素、1,670万画素、2,110万画素)→インクジェットプリント(A3)
使用プリンター/EPSON-MAXART-PX5800
出力印画紙/カラー写真→ピクトリコ・プロホワイトフィルム(鏡面光沢)
出力印画紙/モノクロ写真→ピクトリコ・プロフォトペーパー(超光沢)


展示内容はこちら。

カラー風景/クリスタルプリント・・・10点
カラー風景/デジタルプリント・・・8点
モノクロポートレート(川津氏創作風景)/デジタルプリント・・・10点

制作後記
プリントサイズの決定まで、試行錯誤を繰り返しました。
理想は・・
銀塩を全紙サイズ、デジタルプリントはA2。これを同サイズのアルミフレームにマット加工をして、張り込む。
しかし、マット加工などの手間を省きたい。できれば既製品ですませたい。
そこで到達した結論・・・
大日本プリンティングのアルミフレーム(半切、A3)を使用。
額の外寸がまったく一緒で、装填されているマット紙の違いで半切とA3が選べるというもの。
これなら、銀塩のダイレクトプリントを半切で。
デジタルプリントはA3でと柔軟に対応可能です。
フジカラー販売や、ハクバのA3ノビ対応フレームを何種類か入手し、印画紙まで用意したのですが、
フレームの仕上がりが好きになれなかったため、使用を断念しました。
PX5800はA2対応ですが、写真用の超高画質印画紙でA2はありません。